映像信号の地域共同分配により、放送サービスを高可用化へ

 
映像信号の地域共同分配により、放送サービスを高可用化へ
栃木県内のケーブルテレビ局5社【鹿沼ケーブルテレビ㈱・佐野ケーブルテレビ㈱・テレビ小山放送㈱・わたらせテレビ㈱・ケーブルテレビ㈱】と日本デジタル配信㈱、ミハル通信㈱は、ケーブルテレビ放送サービスの高可用化のために、JDSのHOG信号の地域共同分配を実施したことをお知らせします。
                  

各ケーブルテレビ局では地域のお客様へ様々な放送のサービスを提供していますが、一部の放送信号についてはJDSより配信を受けています。この度、ケーブルテレビ局が地域共同でJDSのHOG信号※1を分配し相互にバックアップすることで、さらなる高可用化・強靭化を実施しました。

なお一部区間では地域IX(tochigix※2)の通信信号と波長多重をおこないましたが、ミハル通信の技術協力のもと、光分散補償や光信号増幅の技術により、映像信号の品質を保ちつつ、地域IX側の通信信号にも支障が無いことを確認しております。

本取り組みにより光ファイバー断線時や災害発生時等の障害を少なくすることで、地域のお客様へより安定した映像・通信のサービスを届けて参ります。
※1 HOG:Headend On the Groundの略称で、地上光ネットワークによる放送信号のこと。
※2 tochigix 栃木県南西部の地域通信事業者を接続した地域IX(Internet eXchange;トラヒックの交換ポイント)のこと。

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今回のシステムで使われた製品

MOSF.png

  • 光ファイバー分散補償ユニット

MFS--DCF.png

  
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