
ミハル通信は、一言でいうとメーカーです。何を作っているかというと、お客様別でいうと、こんな感じになります
ケーブルテレビ向けの製品は、創業1955年より製造、販売を開始しています。ちなみに日本のケーブルテレビが誕生したのも1955年です。現在でも業界でもトップシェアを誇ります。ヘッドエンド(ケーブルテレビ局の送出装置の基地局のようなもの)で使われる機器から、伝送機器(光送信器・光ファイバー増幅器)、ネットワーク機器(GE-PON装置)などなど、様々な機器を、ミハル通信のエンジニアが開発し、自社で製造、販売しています。
こちらは、ケーブルテレビ局で使われている機器に比べると、種類もすくないですが、いくつかあります。写真は、「緊急バックアップ装置」で、2011年に発売開始されました。万一、放送局の設備が地震や自然災害で倒壊などしたとき、このバックアップ装置を使えば、最低限の放送は流すことができる装置です。この機器は、全国民放局127局中、70局以上で導入されています。東京タワー、スカイツリーにある放送局の設備にも導入されています。
これは「MR3600X」という、OFDM変調器です。日本では、2011年に完全デジタル化(正確には東日本大震災があったので翌年2012年)したのですが、日本の放送波はOFDM変調方式が採用されています。この製品を使えば、簡単にいえば、放送波に変調できる装置です。これが、実は皆さんも良くしっている〇〇ドームだとか、ホテルなどで使われています。競技場内での映像をOFDM変調器を使ってレストランや観客席にあるテレビに映像を流したり、ホテルの各部屋のテレビに映像を流すのに使われています。ミハル通信は、映像伝送が得意で、ケーブルテレビ、放送局以外でも使われている機器を作っています。