さっぽろ雪まつり会場から大阪への高臨場感22.2ch音声伝送に成功

 
さっぽろ雪まつり会場から大阪への高臨場感22.2ch音声伝送に成功
ミハル通信は、「2024さっぽろ雪まつり」期間内に行われた国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT:エヌアイシーティー)が主催する雪まつり伝送実証実験に参加しました。
                  

<概要文>
 ミハル通信は、「2024さっぽろ雪まつり」期間内に行われた国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT:エヌアイシーティー)が主催するさっぽろ雪まつり伝送実証実験に参加しました。この実証実験で、さっぽろ雪まつり会場の様子を当社の22.2chイマーシブマイクで集音し、ELLシステムでリアルタイム伝送を行い、大阪会場にて臨場感の高い音場を再現することに成功しました。大阪会場では22.2ch対応イス型スピーカーを用い、さっぽろ雪まつり会場の映像と共に高臨場感のある現場再現を体験することができました。
※JGN:NICTが運営する超高速研究開発ネットワークテストベッド

<全体システム>

●実験に使用された当社機材
さっぽろ雪まつり会場
22.2chイマーシブマイク
ELL8Kデコーダー
ELL8Kエンコーダー
ELL Lite(試作機)

大阪会場(グランフロント大阪)
ELL8Kデコーダー
ELL8Kエンコーダー
ELL Lite(試作機)

<ELL Liteによる非圧縮音声伝送が可能にした高臨場感音響伝送>
 ミハル通信が開発中の「ELL Lite」は4K/2K対応の極超低遅延エンコーダー/デコーダーで、PCMの非圧縮音声を最大64chで多チャンネル伝送が可能です。昨年のInter BEE 2023ではリモート・ライブ・セッションを行い、20ms以下の伝送を実現しました。ネットワークオーディオプロトコルのDante、MADIのデジタルオーディオインターフェイスを実装しています。

●ELLシステム
 ELLシステムは、2020年に8K対応の「ELL8K HEVCエンコーダー/デコーダー」を発表し、2022年度に製品化を完了しました。エンコーダーとデコーダー間で約30msという世界最高水準の極超低遅延映像・音声伝送を可能にします。ELL Liteは4K/2K対応のエンコーダー/デコーダーで、2023年度中の製品開発を予定しております。MADI、DANTE対応のインターフェイスを実装予定で、ホール間のリモート同時セッション、ライブ中継など様々な用途に対応することを想定して製品化を進めています。

※本研究成果の一部は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究(JPJ012368C03101)により得られたものです。

  
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